日勤常勤看護師の求人先、美容外科・皮膚科



看護師は激務であるものの、その分「見返り」として収入は他の職業の人よりも高めである、こうしたイメージを皆さん持っていると思います。ところが、中には一見激務ではないのに、高収入を得られるという職場が存在しています。

そのひとつが「美容外科・皮膚科」です。

ここでは日勤常勤のスタイルで働くことも可能で、長時間勤務せず、収入を得られます。以下で、その仕組みについて解説をしていきます。


日勤常勤看護師、美容外科・皮膚科の仕事は?



まず、日勤常勤看護師について簡単に理解していただいた上で、美容外科・皮膚科の仕事について説明いたします。


日勤常勤看護師について

「日勤常勤」とは、夜勤がなく、正社員として日勤のみで働ける仕事を言います。

日勤常勤とは病院側が以下のような待遇で採用することを言います。

・正社員である
・ボーナスや福利厚生がある(夜勤のある常勤看護師に比べると少な目)
・日中のフルタイム勤務(7~8時間)
・夜勤が(基本的に)ない

文字通り「日中の勤務」のみで、正規雇用で働くことができる看護師です。どの病院にもあるわけではなく、日中勤務のみの看護師は派遣やパートに限っているところもありますので、求人を探す際は注意が必要です。


美容外科・皮膚科ってどんなところ?



ここで紹介する「美容外科・皮膚科」とは、一般的にイメージする外科や皮膚科ではありません。怪我をした場合や、皮膚にできものができた場合は、外科や皮膚科に行って治療を受けますが、美容外科・皮膚科はそれらとは明確に異なります。

「美容」と頭についているように、肌や体の一部分を外科的に手を加え、美しさを追求することを目的としたものになります。


つまり、通常の病院のように、「治療が必要なけがや病気」に対して医療行為を行うものではなく、生活上全く問題ない状態の人が、美を求めて整形を行うためのところです。

したがって、(必ずしも治療する必要ないわけですので)保険料による補てんがない施術が多く、自費診療(全て患者さんが支払う)のものが多くなっています。高額の支払いをしてもらえるお客様を集めないといけないというわけです。

なお、自費診療の施術100%と言うわけではなく、中には保険診療を行う場合もあるようです。例えば、火傷で顔に大きな跡が残ってしまった場合は、生きていくうえで大きな障害になりますので、そうしたケースでは保険が利くこともあります。


美容外科と美容皮膚科の違いって?

美容外科と美容皮膚科、一見すると同じようなイメージですが、その内容は若干異なります。


美容外科での施術

美容外科では、外科と言うことで、体に管を通したり、骨を削ったりすることが行われます。代表的なものは以下の通り。

①脂肪吸引
体に管を刺して、余分な脂肪を吸引し物理的に除去する痩身術です。

②顔面整形
良く言われる「整形手術」です。まぶたを二重にする、鼻や頬の骨を削って顔の輪郭を変える、と言った施術をします。

③豊胸手術
バストにシリコンなどを入れてバストアップを図ります。


美容皮膚科での施術

美容皮膚科は美容外科に比べると、直接メスを入れることは少なくなっています。代表的な施術は以下の通り。

①脱毛
フラッシュやレーザーを使って脱毛をしていきます。エステではできないような機械を使えますので、脱毛効果は非常に高いと言われています。

②アンチエイジング
ヒアルロン酸やボトックス注射によってしわやたるみを解消したり、レーザー治療によってハリのある若々しいお肌を取り戻します。

③ケミカルピーリング
薬剤を使用して、肌に溜まった古い角質などを除去します。それにより、しみやそばかすなどの解消に導くことができます。皮膚細胞が新しく生まれ変わることで、美肌効果も期待できます。

美容皮膚科は病院とエステティックサロンの中間的なイメージと思えばわかりやすいでしょう。医療機関となりますので、医師、もしくは医師管理のもと看護師による医療行為が可能です。そのため、エステに比べて高い効果が期待できます。


美容外科・皮膚科で働く看護師の仕事



『美容』とありますが、外科や皮膚科には違いありませんので、そこで求められる看護師の仕事内容も同様であり、受付や問診、カウンセリング、採血、注射、点滴、医療機械の準備、施術(レーザー照射など)、手術の立ち会いなどがあります。

命にかかわるものではないので、人の生死に立ち会うということは考えづらいですが、メスや麻酔を使う以上ゼロではありません。


これだけであれば、外科や皮膚科よりも楽そうだと思われるかもしれませんが、美容外科・皮膚科独特の採用時での評価項目があります。これが他の看護師の職場にはないものですので注意してください。

以下がそれになりますが、『美容』と名前が付くからこそチェックしていただきたいものになります。


美容外科・皮膚科で働く看護師に求められるものとは?



1.容姿が良いこと

通常の病院で、採用にあたって容姿を基準にすることはあまりないですが、ここは美容を専門にするところ。美人であるに越したことはなく、そうでなくても身だしなみに気を付けられない人、自然なメイクができない人などがいると、お客様に説得力がありません。

清潔であることは最低限必要で、その上で、容姿や外見についても採用、およびその後の業務の際にも重要な要素になります。


2.年齢が若いこと

採用に当たって年齢制限を設けることはないですが、美容を専門としているため、若い人ほど歓迎される傾向にあります。看護師としてのスキルも必要ですが、「若さ」も同様に重視されます。

ベテランであっても身ぎれいにしている方であれば、その経験をアピールできます。実際の年齢以上に「若々しくしている姿勢」が大切です。


3.お客様への営業力、接遇力

美容外科、皮膚科は病気やけがを治療するところではなく、容姿を美しくするところだと述べました。来院する人は「患者」というよりも「お客様」です。ハイクラスの方が多く、それだけ裕福な層が多いのも事実です。

しっかりとした「おもてなし」をしないと、お客様から嫌われ、以後来てもらえなくなります。自費診療で行っているということは、お客様が減れば運営が厳しくなります。


そのため、大手エステサロンであるように、1か月○件のノルマなどが課されている場合もあります。病院と言うよりも美容サロンであり、安穏としていると営業成績によって退職に追い込まれることもあります。営業力と接遇のスキルが求められます。

このように、美容外科・皮膚科では「看護師」としての振る舞いだけでなく、ある種「コンパニオン」、「営業」的な要素が重要視される面もあります。


美容外科・皮膚科で働くメリット・デメリット



美容を扱う自費診療の医療機関であるからこその、メリット・デメリットが存在しています。


美容外科・皮膚科のメリット

1.収入が高い

施術の契約を取れないと稼げないということは上で書きましたが、しっかりとノルマを果たせれば、通常の看護師以上の高収入が可能です。看護師平均年収470万円よりも高い人も多く、指名が殺到する「カリスマ看護師」になれば、かなりの好収入も得られます。

自費診療と言うことは、いくら高額で施術しても良いということですから、上手に高いコースを契約させられれば、それだけ営業成績につながります。


2.勤務時間が安定している、残業が少ない

病気やけがではないので、急患はありませんし、完全予約制のところも多く、来院する患者数をコントロールできます。そのため残業も少なく、定時での帰宅も可能です。日勤常勤の条件を満たすところも多くなります。


3.夜勤がないところが多い

手術をして入院する場合もあるため、ゼロではありませんが、日帰りだけの病院であれば当然夜勤はありません。夜勤があっても、重篤な症状での入院ではないですから、ナースコールなどは非常に少ないはずです。


4.夜勤がないところが多い

休暇が取りやすい 来院する患者の数が分かりますので、前もって休暇の取得を申請すれば、上手にシフトを組んで休みやすい環境になっています。


美容外科・皮膚科のデメリット

1.年齢、容姿によって採用時に不利になる

いくらきれいにしていても容姿は生まれ持ったものです。もし、それが病院の求めるハードルに達しないのであればそこへの転職はあきらめなくてはいけません。

また、年齢についてもどうしようもないです。ダメもとで応募してみるというのもありですが、加齢によって「定年」があり長く続けられないこともあります。


2.ノルマが厳しい

上で書いたように、民間企業のようにお客様を獲得しないと成り立たないのが美容分野です。指名や契約を獲得できないと、歩合給は低くなりますし、査定で首になることもあります。常に競争にさらされている職場になります。

このように、美容外科・皮膚科では通常の病院で求められる要素だけではないものが、大きいですね。なかなか大変です。


日勤常勤看護師、クリニック選びの注意点について



美容外科・皮膚科は多くの場合(入院設備があるクリニックなどを除いて)、働き方は日勤常勤になりますので、そこで絞って探す必要はあまりないです。それよりも、待遇や求人条件をしっかりと確認したほうが良いです。

実際にどのくらい年齢を重要視しているのかは求人票だけではわかりません。また、歩合給の占める割合も重要で、歩合給が多ければそれだけ競争が激しい過酷な職場の可能性もあります。


平均年齢や平均勤続年数にも注目すると、低い・短いと言うことがあれば、すぐ辞める人が多いということですし、平均年齢や勤続年数が長いと、ある程度の年齢でも採用される可能性が高いです。こうしたポイントに注意して求人を選びましょう。

とはいえ、自分で探すのもなかなか大変ですね。そこで、1つの方法として看護師転職サイトや転職エージェントの活用があります。転職サイトであれば、色々な美容外科・皮膚科の求人が掲載されていて、上で述べた採用条件や歩合給などを確認できます。比較することで、より自分が働けそうな職場を選ぶことができます。


また、転職エージェントは専任のコンサルタントが面接をして求人を紹介してくれるものです。容姿や接し方などを判断されますので、これを1次選考と考えると、自分が美容外科・皮膚科で働くことができるのか判断する材料にもなります。

条件は厳しいですが、もしうまく馴染めば、高収入で自分の時間を多くとれる良い職場になります。


まとめ

  • 美容外科・皮膚科は自費診療によって外見を良くする施術を行う
  • 美容を扱うため、看護師には若さや美しさが求められる
  • ノルマがあり、それが厳しいが達成できれば高収入も可能
  • 転職サイトやエージェントの活用で、条件に合ったものを探すと良い

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