日勤常勤看護師の求人先、クリニック(医院)



近年、看護師求人が増加していて、「売り手市場」になっています。激務と言われる看護師の仕事ですが、上手に働き方や職場を選べば、ご自身のワークライフバランスを維持しながら、十分な収入を得ることが可能です。

ここでは、それが可能になる代表的な職場として、「クリニック」があり、そこで日勤常勤として働くメリットなどについてお話しさせていただきたいと思います。


日勤常勤看護師、クリニックの仕事は?



まず、働き方としての「日勤常勤看護師」、職場としての「クリニック」について、それぞれどのようなものなのか説明します。


日勤常勤看護師という働き方

「日勤常勤」というスタイルについてですが、看護師の仕事は残業が多く、夜勤も大きな負担になるのが現実ですよね。もし、それを避けようと思えば、派遣やパートによって安い時間給で働くしかないという認識だと思います。

その場合、正規雇用の看護師と比較して、収入も低くなりますし、社会保険や福利厚生サービスを受けることも制限されるかもしれません。


残業や夜勤が多い正規雇用、時間に余裕はあるが身分が不安定で、収入が低い非正規雇用の2つしか選ぶ道がないとなると、どちらもリスクがありますよね。

そのリスクを回避できるもの、いわばその両者の中間に位置するのが「日勤常勤」という働き方です。全ての病院で採用されているものではありませんが、日勤常勤で働くメリットは以下があります。

・正規雇用である
・ボーナスや福利厚生がある
・日中のフルタイム勤務(7~8時間)
・夜勤が(基本的に)ない

夜勤がなく、文字通り「日中の勤務」のみの看護師だと思ってください。ただ、派遣やパートでもある程度の残業はありますので、多少の残業は覚悟が必要です。


クリニックという職場

クリニックとは法的には「病院」と区別されるもので、具体的には「ベッド数が19床以下の有床診療所」か「無床診療所」のことを言います。地域にある「●●医院」(町医者)や、眼科や耳鼻科など入院設備のないところはクリニックに分類されます。

多少の入院設備はあっても、実際には入院患者の受け入れをしていないところもあります。入院患者がいなければ、当然ですが夜勤をする必要もありませんし、土日など定休日に救急対応することもありません。


クリニックで働くメリット・デメリット



クリニックは、その規模が小さいということから、病院勤務と比較してメリット、デメリット双方あります。ここでは、それらを紹介します。


クリニックで働くメリット

1.勤務時間が決まっている

入院施設があるクリニックもありますが、もし入院患者がいないクリニックであれば、夜勤がありません。また、閉院間際に患者さんが駆け込むようなことがなければ、残業もなく定時で帰宅できます。毎日、同じリズムで働くことが可能で、体への負荷も少なくなります。

2.休日が取りやすい

重篤な患者さんの手当てや、手術などがほとんどないので、事前に休暇などのスケジュールが立てやすくなっています。看護師同士で話し合って、休むためのシフトを組むことも可能です。

3.自宅近くで勤務できる

町のクリニックであれば、自宅近くにいくつもあるはずです。もし、そこで働くことができれば、通勤時間が短縮でき、家庭や子育てとの両立も容易になり、自分の時間も作ることができます。

4.専門性を深めることができる

「眼科」「小児科」など専門的な診療科が多いのがクリニックの特徴です。総合病院などと違い、ご自身の希望する科に勤めることができれば、その専門性を深めて経験を積むことが可能です。

5.復職しやすい

勤務時間が安定し、手術や急患への対応も少なければ、子育てなどから復職した場合、ブランクをあまり感じずに看護師として再スタートできます。


クリニックで働くデメリット



1.経営者の意向が反映されやすい

大病院などとは異なり、クリニックの場合、責任者(院長である場合が多い)の意向が反映されやすくなっています。待遇や労働条件、昇進などが平等、公正ではない可能性があります。中小零細企業と同じ問題です。

2.収入が少なくなりやすい

「病院」と「クリニック」を比較すると、「看護師配置加算」によって、補助される保険料が前者のほうが多く、つまり利益が上がりやすい仕組みになっています。利益が上がれば、働いている看護師にも還元されやすいというわけです。

また、夜勤がなく、残業も少なければその分の手当ての上乗せがなくなります。看護師の平均年収は約470万円ですが、クリニックの平均はそれよりも少ない傾向にあります。 もちろん、人気の自費診療の美容外科など、例外的に高収入が得られるクリニックもあります。

3.人間関係が狭い

勤務している看護師が少なく、人間関係が固定化されてしまいます。病院では異動することができますが、クリニックはそれができないので、その人間関係のまま働き続けることになります。合わない人がいると大変です。

4.雑用を行うことがある

医療事務を行う事務員がいれば問題ありませんが、小規模のクリニックの場合、看護師が事務作業を行うことがあります。本業以外のことをするので、慣れない人はストレスに感じるかもしれません。


このように、クリニックでの勤務は、時間的な融通が利きやすい反面、収入が低くなる傾向にあり、その勤務先の人たちの影響を大きく受ける職場だと言えます。

狭い職場ですので、できるだけ条件が良く、風通しのあるところに勤務したいものですが、どのように求人を探したらよいのでしょうか?


日勤常勤看護師、クリニック選びの注意点について



クリニックでの求人内容は、「夜勤がない」「残業が少ない」ということから、最初に説明した日勤常勤というスタイルで働くことができるものが多いです。あとはどうやって、正規雇用の好条件の求人を探すかがポイントです。

クリニックは小規模ゆえに、大病院のように定期採用などはないので、求人があまり出ないことが多く、「欠員補充」のケースを探さなければなりません。でも、難しいですよね。


逆に頻繁に求人募集をしているクリニックは、それだけ人が辞めているので、「ブラック」な職場である可能性があり、経営方針や待遇などに問題がありそうです。法的に完備しなければいけない、社会保険制度や有休休暇などがない可能性もあります。

これらは1人で確認することは難しく、良い職場かと思ったら実は逆だった、などというリスクがあります。ではどうすればよいのでしょうか?


1つの方法として、看護師向けの求人サイトの活用があります。色々な規模の看護師求人が掲載されているため、条件に合ったクリニックも見つけることが可能です。何かトラブルがあると、以降の掲載ができなくなるので、求人内容が嘘だったという可能性も低く、安心できます。

登録だけなら無料ですので、試しにどんな求人があるのか確認していただいても良いかもしれません。


まとめ

  • クリニックは、入院設備が少ない、ない医療機関である
  • 入院患者がいなければ夜勤はなく、残業も少ない
  • 毎日同じ勤務時間で働くことが可能
  • 休暇も取りやすく、プライベートとの両立も容易
  • 収入は低い傾向にある
  • 経営者によってはブラックな職場になることがあり、人間関係も濃密で合わない場合がある
  • 転職サイトで細かい求人内容を確認することが可能

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